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2007年05月03日

怪奇大作戦セカンドファイル

38年前、かのウルトラセブンの後番組として制作され、
今なおカルト的人気を誇る、『怪奇大作戦』が、
38年の時を経て、ついに
怪奇大作戦セカンドファイル』としてリメイクされ、
おととい、昨日、今日と3夜連続でBS2で放送されました!

38年前の作品を現代版にリメイクするとなると、
当時の設定をそのまま用いるわけにはいかないらしく、
BS−hiで先行放送された時は、
どうもキャラの名前だけが引き継がれただけで、
オリジナルとは切り離して見るべきなのかなぁと思ってしまいもしたのですが、
BS2では、なんとオリジナル版のセレクション放送とセットで放送する趣向がとられ、
第1話「ゼウスの銃爪」の後には、
オリジナル版で同じようにハイテク猟奇殺人が描かれた、
「死を呼ぶ電波」や「かまいたち」。
第2話「昭和幻燈小路」の後には、
オリジナル版で同じように現代の変化の中で失われつつあるものを愁いた名作、
「京都買います」、
第3話「人喰い樹」の後には、
オリジナル版で同じく、女性の生き様やバイオ犯罪が描かれた、
「美女と花粉」や「人喰い蛾」が見られるという、
なんとも贅沢な構成が組まれ、
確かに時を経て甦った怪奇大作戦イズムを満喫することができました!

もう少し個人的な感想を書き連ねますね、お気を悪くされたらごめんなさい<(>o<)>

全体的な感想としては、オレが現代人のハシクレとして惹かれた怪奇の魅力が、
セカンドファイルにも漂っていて満足はしたのですが、
一番残念だったのが、
仕方が無いこととはいえ、登場人物のキャラが現代版にあたり、
大幅に書き換えられた印象を受けたことでしょうか。
牧さん、確かに熱血なところがオリジナルでもありましたが、
そんな中でも冷血さを保っているからこそ心に来る熱血もあったわけで、
そんな複雑な魅力がたまらなかった割には、
セカンドファイルでは、オリジナルよりは単純な男になってしまった気がして、
少し寂しかったです<(>o<)>

何よりショックだったのが、さおりちゃんが他のSRI(男)キャラと肩を並べて、ハイテク機器を使い倒して活躍していたこと<(>o<)>
こんな書き方すると、怒る方もたくさんいるかもしれませんし、
男女雇用機会均等法の現代に、
さおりちゃんがオリジナルと同じく「お茶くみ・事務経理」専門では問題があり過ぎたのかもしれませんが、
オリジナルのさおりちゃんは役職こそ確かに「お茶くみ・事務経理」専門でしたが、
他の男性キャラたちが疲れ果ててる絶妙なタイミングでコーヒーを差し出す才能だけでなく、
紅一点、ひとりだけ女性だからできることというところを妙に心得ているところがあって、
男性キャラたちが見落としてしまっているようなミーハーな知識を生かして、
ズバズバと事件解決のヒントになるような発言を物怖じ無くしまくったり、
なんかこれはこれで、現代の女性にも憧れられる部分があるんじゃないかってくらい、
妙な輝きがある娘だったんですよね。
要は、女性ということで裏方にまわされていることをマイナスに捉えるわけもなく、
だからこそできる自分にしかできないことできちんと輝いている女性だった印象なんですよ。
それにもちろん、SRIはとても危険な任務ばかりですから、
所長の配慮もあってのあのポジションだったわけですからね。
それが現代版のさおりちゃんは、他の男性キャラたちと肩を並べているというか、
変な言い方をすれば、同じになり過ぎているっていうか、
たしかにハイテク機器を使いこなして事件の真相に迫る様はめっちゃカッコいいけど、
それはさおりちゃん以外のキャラでも出せるカッコ良さに思えた気がして、
なんか勿体無い気が・・・。

それだけにBSでは「人喰い樹」に続けて、
オリジナル版のさおりちゃんの魅力全開な「美女と花粉」が見られたことは大きかったと思います。
カッコいいですよさおりちゃん。尾行ヘタすぎですけどw

とまずは個人的なダメだしを生意気にもしてしまいましたが、
一方で、理想的なイカした上司像は今も昔も変わらないのか、
やはり役者の決定的な力量の差なのか、
オリジナル版に負けず劣らず、いや、オリジナル版を超えてめっちゃカッコ良かったのが、
岸部一徳さん演じる的矢所長と、寺田農さん演じる町田警部。
コミカルな親しみやすさといざという時のクールな活躍を見事に共存させた岸部さんはホンマにさすがでした!
そして寺田農さんはホンマに味がある表情を使いこなされる方ですね〜。
「日本以外全部沈没」での演技も素敵でした。
ベテラン俳優さんでいらっしゃいますが、改めてこの方の名前は覚えなくちゃって気がしましたね!

そして、三沢をココリコの田中さんが演じたのは本当に驚きでした!
いい演技をしていたことはもちろんなんですが、
このドラマはオリジナルのことを考えると、自然と演技力のある俳優を求める流れであったでしょうし、
あらためて田中さんが俳優としてもこんなに求められる存在であるんだなぁと。
まぁ、「お笑い」もハイレベルな演技でありますし当然なのかもしれませんが、
それにしても「お笑い」としても「俳優」としても活躍できるマルチな能力ってのは、
ホンマ尊敬します<(>o<)>

もっともっと続いてほしかったなぁ。

長々と書いてしまいましたが、
あらためて、オリジナルもセカンドファイルも、
多くの人に見てもらいたい、そして色々と感想を交わしたい、
名作であり、野心作であると思いました。

そんな怪奇大作戦を深く知るためにオススメの本があります!!

怪奇大作戦大全

この本はマジで濃いです!!
一話一話細かいあらすじに加えおよそ6ページほどの分量を用いて、
当時の世相や製作上の裏話を交え丁寧に丁寧に怪奇の魅力を1話ごとに味わえます。
それ以外の角度から魅力に迫るコラムも豊富です。
あとは、ウワサの欠番第24話についてももっと触れてくれると最高だったのですが、
この本にはコラムの中でさりげなく第24話について触れられている箇所も数カ所あるのがすごいところ。

大学で怪奇の映像学を講義する機会があれば絶対に教科書はこれですね(笑)
posted by ともクン at 04:39| 大阪 | Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ・特撮レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする